ゼリーとは、動物性のゼラチンや植物性のペクチン、寒天を利用して固めたお菓子や料理のことをいいます。英語では「ゼリー(jelly)」、フランス語では「ジュレ(gelée)」と呼びます。どちらもラテン語の「ゲラーレ(gelare)」から派生した言葉で、同じものを指します。ちなみに、ゲラーレは「凍る」「固まる」という意味を持っています。
煮こごり料理は、古代ローマの時代から既に存在していました。製菓用のゼリーは、18世紀末から19世紀初頭にかけて、フランスの料理人であるアントン・カレームによって考案されたといわれています。当時、ゼリーを固めるためには動物系のゼラチンが使用されており、今よりもしっかりとした食感だったそうです。ゼラチンは、牛や豚の骨や皮などから抽出したコラーゲンが原料のものが多いですが、製菓用のゼラチンは鹿の角から作られていました。現在もゼラチンは製菓用として使用されていますが、近年では豚皮から作られるものが多いようです。
デザートの中でも低カロリーのものとして知られていますが、近年ではさらに低カロリーを重視した商品も発売されています。
■作り方
ゼリー型 5個分
【材料】
みかんの缶詰め 180g
オレンジジュース 270cc
粉ゼラチン 5g
水 大さじ2
砂糖 大さじ3
【ゼリーの作り方】
鍋にオレンジジュース、砂糖、水にひたしたゼラチンを入れ、ゼラチンが溶けるまで沸騰させないように火にかけます。
ゼラチンが溶けたら、こし器でゼラチン液をこし、ボウルに入れます。ボウルの底を氷や水で冷やしながら、人肌くらいの温度まで下げてください。
温度が下がってきたら、みかんを入れてゼリー型に流し入れます。固まるまで冷蔵庫で冷やせばできあがりです。
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