マドレーヌは、バター、小麦粉、卵、ベーキングパウダー、ブランデーなどを混ぜ合わせ、オーブンで焼き上げた菓子のことです。
マドレーヌは貝殻の形をしています。日本では、丸型のものをマドレーヌとよぶこともありますが、丸くて縁が菊型の菓子は、正式名称を「パン・ド・シェーヌ」といいます。なぜ貝殻の形をしているかは諸説あり、はっきりしていません。「スペイン寺院への巡礼者が、帆立の殻を食器として持ち歩いた風習に由来する」という説や、「ロレーヌ公スタニスラスの館において、パティシエがいなくなってしまった際に、あり合わせの材料と帆立の貝殻で菓子を作ったエピソードに由来する」といった説があります。
王侯貴族に人気のあったマドレーヌのレシピは、長年秘密とされてきましたが、ロレーヌ地方コメルシーのケーキ屋がこのレシピを手に入れて、売りだしたといわれているそうです。今でもマドレーヌはコメルシーの名産品となっており、マドレーヌ職人の本拠地もあります。また、毎年6月第1日曜日はマドレーヌを祝う祭りが開催されているそうです。
■作り方
マドレーヌ型 6個分
【材料】
卵 40g
はちみつ 15g
薄力粉 45g
ベーキングパウダー 2g
グラニュー糖 35g
バター 35g
【マドレーヌの作り方】
ボウルに卵を割り入れ、はちみつを加えて混ぜ合わせます。別のボウルに、薄力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖を混ぜ合わせ、卵とはちみつを混ぜたものを入れてさらに混ぜてください。さらに、バターを溶かして混ぜ合わせます。
絞り出し袋でマドレーヌ型に入れ、180℃のオーブンで10分ほど焼いてできあがりです。
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